猫も喰わない

ハッピージャムジャム最高

もぐもぐ旅行

2019年が終わり、2020年がはじまりました。令和2年ですって。小さい頃とか、物心ついた時でも元号が変わる未来に自分がいるんだろうなーってことなんて想像もしてなくて永遠に平成が続くもんだと漠然と思ってたなー。まあそんな訳はないんだけど。今まで当然だと思ってたことががらっと変わることなんて日常茶飯事だなあと思う今日この頃です。

 

さて令和2年になってあっという間に3週間経ってしまった。というか正月明けてから3週間以上経ってるとか恐ろしすぎる。このスピードで行ったら体感3ヶ月くらいで今年も終わるぜマジで。あーあ令和3年かあ〜〜とか言ってるで。怖い。

 

2019年がどんな年だったかなあと振り返ってみると、生活リズムがすごく変わったなあと思う。いや違うな、生活リズムっていうよりは日々の過ごし方がかなり変わったし今年は例年以上にすごく遊んだ気がする。ほぼ毎週どこかしら、何かしら遊んではいたしね。日曜は家から絶対出ない、人に会いたくない、出かけない至上主義だった私が日曜も出かけるし人に会っていた。まあ何がそこまで私を変えたかと言うとま〜〜〜〜〜〜彼氏ですよね。チョロい女。言い方悪いんだけど私、自分がここまで「彼氏!!!!」ってなってしまう女だとは思っていなくて自分でもめちゃくちゃびっくりしてるとこはある。まあ割と生きている割には気付くの遅ぇな!!!!どんだけ人好きになれなかったんだ。

おととしは期間限定遠距離恋愛だったもんで、それが終わって毎週会えるような距離になってからはめちゃくちゃ会ってたんだよね。すげえときは週3〜4で会っていた。暇か。就職も決まった時の大学四年か?

 

あともうひとつ例年とはちょっと違ったことがあって。

それは旅行に行く回数や遠出することが結構多かったこと。1月に日帰りバス旅行、2月に日帰り箱根、4月に諏訪五蔵巡り旅行、5月はビバラフェス、8月にロッキン、ヒリゾ浜旅行、キャンプが連続、9月にまた箱根、ぴあフェス、10月に関西旅行。今年はフェスにもかなり行ったなー

まあこの通りやたら色んなところに飛んで遊びまわっていたわけですが、10月に行った関西旅行がそりゃもう楽しくて楽しくて記録に残そう!と思っているうちに年も明けてしまったんだけど、今更ながらまとめを書きま〜〜〜〜す!!

 

 

有休を2日間取り土日にぶつけて3泊4日の兵庫→大阪→京都というプラン。はっきり言って無謀な強行弾丸旅行。なんで4日間で3県も制覇してるんだ。元々は大阪と京都にしようかなあ、と思っていたものの2人とも有名な観光地にはある程度行っていたのですることなくなるかも、というのを考えて高級温泉地である有馬温泉を加えたのでした。

今回、ざっくりとした大まかな予定は決めてたものの結構ふわっとしていて暇な時間ができてしまうかもな、と思ってたけど大間違いだった。毎日朝から晩までみっちり遊んでいた。おかげで足パンパン。あと移動距離がすごい。めちゃくちゃ歩いたし、バスタクシー電車徒歩すべての交通手段を使って色んなところに行った。

 

んで。まあ私はものすごーーーーく楽しかったんだけど今回メインで残しておきたいなーっていうのは旅の予定ではなく、それも書くけど、ごはんです。そうメシ。meshi。

だいたいその県にはその県のご当地グルメってものがあって、大阪なら串カツタコ焼きお好み焼き…京都なら抹茶や湯葉とか、、でも違う!私が今回食べたいのはどれもなーーーんか違うんだよな…正直何度か行ってご当地グルメはもう堪能したし、何かおいしいのが食べたいなー!

 

ってふらふら目的もなく歩きまわって「ここいいかも」という直感でお店に入り、「やっぱり私(たち)の直感は正しかった!」と思った。今回はお店がどれも最高だった。もう全然ご当地グルメ関係ない。串カツ一本も食べてない。でもいい。串カツ田中で食うからいい。

というわけで前置きが長くなりましたが、関西旅行でおいしかったメシの話の記事です。あと書いてる人の性質上アルコール量多めとなっております。行ってる場所が観光地ではあるんだけど、おいしかったし私が近場に住んでたら絶対通ってしまうと思ったので関西在住の人もよかったら参考にどぞー。白い紙に手書きで本日のオススメが書いてある店は信用できる、これは絶対。

 

今回の旅のおともは彼氏です。付き合って1年半くらいが経ちました。だいたい季節の思い出で何をしたかと一緒に何を食べたか、というのも思い出される。春はふきのとう、夏はゴーヤチャンプル、秋は銀杏と秋刀魚、冬は鍋。季節折々で食い意地の張ってるひとたちです。

 

1日目:USJ有馬温泉

新幹線で新大阪まで行ってそこからUSJへ。目玉はハロウィンホラーナイト!18時からゾンビたちがパーク内をウロウロするんだよねー、怖いけど楽しみなんだー!!!とか話してたら宿のチェックインの関係で17時にはパークを出なければならずがーん。まあホラー嫌いでガチでダメな癖にハイテンションでトチ狂って2つ続けて期間限定ホラー系アトラクションに行ってしまい叫び続けて疲弊したので結果的には行かなくてよかったかもしれない…

 

17時まで遊んでパークを出てから向かうは有馬温泉。そうです、大阪から急に兵庫へ移動。バカじゃないのかな?どういうルート組んでんだ。違うんです、元々USJを予定してた日が雨だったので前倒しにしたらこんな強行スケジュールになってしまった。本来夜までUSJにいる予定だったんだ…

電車とバスを乗り継いで有馬温泉へ到着。本日のお宿は兵衛向陽閣。ごはん目当てで宿を選んだので満足。ビュッフェって性格出るよね。私はいつも料理をぜんぶ多く取りすぎてすぐお腹いっぱいになるタイプです。山賊並の強欲さが全面に出過ぎ。お風呂も3種類あったので夜1回、朝2回入ってぜんぶ制覇した!

 

エレベーターに乗っていたらたまたま彼氏と2人きりだったところに、おばちゃんたちがたくさん乗ってきて「あらぁ〜ふたりっきりの所邪魔しちゃってごめんなさいね」「でもそのぶんくっつけるじゃない?」「それもそうねぇ!ラブラブよね!」「よかったわね!」と言いたいことだけ言って降りていったので圧倒された。台風かと思った。災害という意味では似ているかな…?おばちゃんって生き物はすげえ。

 

2日目:有馬温泉→なんば

カミソリ負けして血をダラダラ流してる彼氏を何やってんのと笑いながら朝食。また食べすぎた。ビュッフェで腹八分目とかできた試しがない。いつも腹が妊娠数ヶ月になるレベルまで食べてしまう。いい加減にしろ。しじみの味噌汁を2杯飲むな。朝風呂に入ったあと、ロビーでサービスでもらえる抹茶とお茶菓子を食べて、誰もいない屋上の足湯にふたりで入った。ちょっとぬるかった。

チェックインしたあとホテルのおみやげ屋さんで地ビールを買って温泉街へ出向いてみる。思ってたほど大きくなくて足湯につかったり、練りもの屋さんで紅生姜揚げを買って地ビールで乾杯したり。ど平日の朝から晴れた空の下で呑むのは最高だなあ。やってることおっさんと変わらんぞ。手に持ってるのがパックの鬼ごろしじゃないだけで。この時点でもまだこの日何するか決まってなかったけどふらついていたら温泉街から大阪までバスが出てることを知り、1時間後のバスをその場で予約。バスの中でグランド花月の予約を取りお昼はたこ焼きを食べようか、とトントン描写に決まった。ネットって便利だなあ。なんでも調べられるし予約がすぐできる。すべてやってもらって私はバスで爆睡しました。

 

カリトロのタコ焼きが絶品らしい、という大阪の友達の情報を元に食べに行く。昨日呑んでないし今日はいいよね…?とレモンサワー。ゴクゴク一杯目とあつあつのタコ焼きを食べる。最高。一心不乱に食べすすめてると彼氏がお店のHPを見て一言、「ねえ…HP見たって言ったらサワー1杯無料だって」

こんなん呑まない方が失礼でしょう?!?!!!お兄さん!おかわりください!これで!!!!

真昼間からまんまと二杯呑みました。これは店の策略だよ…私はハメられたんだ……悪くないんだ…

 

そのあとなんばグランド花月へ行ってゲラゲラ笑った。この日は学生の団体が来ていたらしくめちゃくちゃ盛り上がってたなーリアクションが多くてやりやすい日だったんじゃないだろうか(余計なお世話)

 

見終わって出た頃にはもう外が薄暗くなっていて当然のように減るお腹、鳴る腹。減ると書くのに全然体積的には減ってないのなんでだろう〜〜

何食べようか、とぷらぷら歩く。私たちは路地裏が好きなので(よさそうなお店に会える確率が高いから)あてもなく地図も見ずどんどん歩いて行くと一軒、気になる看板を見つける。

 

《燻製バル》

燻製ってついてたらなんでもおいしく見えるよね。靴の燻製とか書かれていても食えそうな気さえしてくるわ。バターと醤油があったら多分食える。

食に素直なのでご当地グルメとか大阪に来たらこれ!とかんなもんぶっ飛ばして「ここにしよう!!!」と縁もゆかりもない燻製バルに突撃する。早い時間だったので運良く入れてやたらよく喋るお兄さんにメニューを渡されてオススメを言われて早速頼む。

 

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一番感動したのがこの燻製盛り合わせ。こんなのきたら永遠に呑んでしまうでしょ。これ2人前で確か1000円だったかな。うろ覚えなので間違ってるかも。他にも燻製ビールや燻製ジントニック、もう見るもの食べるもの全部おいしくてとにかく最高でテンションがギュンギュンあがっていた。土日はかなり混むらしいので予約無しで入れたのはラッキーたったみたい。わかる。そりゃ混むわ。

 

燻製バルトリベーネ

https://s.tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27017164/

私はもしこの店が家の近くにあったら通うレベルでラブ!!!!になってしまったのでお近くにお住まいの方は是非に!!!

 

お店に入った時は降ってなかったのに出てみたら豪雨。なんてこった。ダッシュで近くの100均に駆け込んで傘を買う。100均のただでさえ小さい傘に2人で入って、もう傘差す意味ねえじゃんってくらい濡れる。濡れながらも2軒目に入る。2軒目はおでんと熱燗。ホステスらしき人たちが出勤前に一杯呑んでるのを横目に田酒と手取川をちびちび。こういうお店も好き。なんかだんだん孤独のグルメみたいになってきたな。

 

夜も更けてきてホテルに向かう。コンビニでお酒を一缶ずつ買って喋りながらホテルのテレビでAVの試聴をだら〜〜っと見てた。当然ながら一番いいとこでカットされちゃうんだよね。私は淫語バスガイドが最後まで見たかったんだ!!!

 

3日目:大阪→京都

朝食無しのプランだったので早めにホテルを出て朝ごはん探しの旅へ。私が金龍ラーメンが食べたい!と暴れていたこともあり、じゃあ朝食はそれにしようとなり向かった。食べたけど、うまい!!!!って訳じゃないのに大阪に来るとなんか無性に食べたくなっちゃうんだよね。朝からニラキムチとニンニクをこれでもか!!と入れたラーメンを平気で食い隣を歩く女でごめんな彼氏。

 

まずは伏見稲荷を散策。あいにくのお天気で、雨模様だったのが残念。土曜日だったので結構混んでたなあ。上まで登るとマジの登山だよと言われていたので中間くらいで退散。昼でも雨だったからかかなり暗かったので夜はかなり怖いだろうなと思った。

私は元々お寺とか神社にそこまで興味がなくて、伏見稲荷も一度は見たかったけどこんなもんか〜っていうのが感想でそれがめちゃくちゃ顔に出ていたらしく彼氏に「全然興味ないじゃん」って言われました。違うんだ、酒と飯にしか興味がないわけじゃないんだ。

 

登山したら(大してしてない)お腹が空きました。移動して伏見桃山駅へ。大きな商店街をきょろきょろしながら歩いて行くと京都っぽい路地へ。伏見は京都の酒どころ。と言われてるように色んなお店で「クラフトビール!」「地酒!」って書かれてる。目移り。いや別に酒だけに惹かれている訳じゃありませんけども。

私は飲めないけどビール好きな彼氏に合わせてクラフトビール!と書かれていたこちらのお店でランチ。

 

家守堂

https://yamorido.jp

とてもお洒落でザ・丁寧な暮らしを好む人たちの行きつけみたいなお店。

 

 

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私は季節野菜のフォー、サラダ付きのランチセット。そして飲み比べセット…酒どころだしこの地で呑まないのはこの土地の神への冒涜にあたりますからね……

フォーが美味しくてスープまで飲み切っちゃった。何がいいってパクチーが入ってないことですよ。

 

お腹もいっぱいになったので散策。

寺田屋→黄桜カッパカントリー→月桂冠大倉記念館をふらふらと。寺田屋近藤勇が階段駆け下りて行くやつですよね確か。黄桜カッパカントリーでは酒の歴史を学びつつ試飲を少し。月桂冠大倉記念館では酒の作り方を学びつつ試飲を少し。(トータル少しではない)

 

そして今回の旅行のメインイベント!というか元々こういう場所があるらしいよという私の発言から京都になったところに向かう。

 

伏見酒蔵小路

https://r.gnavi.co.jp/4k04ud2k0000/

お店の中に屋台みたいに7つのお店が入っており、ハシゴ酒ができるうえに、他の店でも出前みたいに違う店のメニューが頼めるらしい。面白そうじゃない?!

 

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茄子ウニのせ

1軒目はおばんざいのお店。京都の老舗っぽいとこだなと思ってカウンターに座ったらバリバリ喋ってくるおっちゃんが店主で圧倒された。関西のおっちゃんおばちゃんめちゃくちゃ喋るな。頼んでないのに大きい卵焼きが出てきて、マジかよと思っていたけどおいしかったので許しました。

 

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2軒目は生つくね食べたさに行ったお店。うまい。最高。生肉が好きだ!!!!

 

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3軒目は18種飲み比べができるお店。文句なしにうまい。ていうか最高。ていうか幸せ。

 

当然3軒ハシゴしたらベロベロなわけでほろ酔いでお店を出てどうしよっか〜と駅までとりあえず歩く。まだ飲むんか。と、発見したのがゲームバーの看板。駅降りたときにデカデカと広告が出ていて「こんなのあるんだ、面白そうだね〜」って話していたフラグを無事回収。2名様ご来店で〜〜〜〜す!!!

 

女性1時間800円、男性1時間1000円(ごめんかなりうろ覚え)くらいの「やっていけんのか?」みたいな激安で入れて更に飲み放題までついてくる。ぷよぷよやったりVR音ゲーやったりしてものすごい楽しかった。ここのゲームバーの話はいまだによく出るくらい2人とも気に入っていてもしまた京都に行く機会があれば絶対もう一回行くと思う。

終電の時間もあったので1時間半くらいで出ることに。もっと遊びたかった……

 

4日目:京都→帰宅

この日は着物を着て散策したい!という私のたっての希望で起きてすぐにホテルから着物店まで直行。1日レンタルで3000円とかで着物を着て寺や神社を回れるのでコスパも良く、写真も映えるのですごくよかった。

 

清水寺金比羅知恩院など

この辺のお寺や神社は一通りみたかも。やっぱり金比羅さんは迫力がすごくて絵馬なんかは人間の念みたいなすごい力がうっすら透けて見える気がしてちょっと気が引けた。彼氏は絵馬に書いてあるフルネームをFacebookで検索し、どんな人か見ていてネット社会って怖いなと思った。

 

そして腹が減る。なに食べる〜?おばんざいとかの気分ではないんだよね、そばとかうどんでもなく、湯葉もちょっと……そういうんじゃなくてさあ、こう、ガツンと来る系の…………アッ!!!あれ!!!!!!牛カツ!!!!!!!!

 

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はいうまい(確信)

着物でカツを食う人たち。朝食を抜いたので猛烈に腹が減っており、ガツガツ食べた。めちゃくちゃおいしかったよ〜〜!!!!ただし着物が苦しくなり力士みたいになった。自業自得。

 

先斗町をうろうろして四条河原町まで歩いて鴨川を眺めたりおやつ(+ワイン)を食べたりしていたらあっという間に時間が来て着物店に着物を返して京都駅でお土産を買って新幹線へ。待っていたら彼氏が急に「えっ?!」と後ろを振り向いたのでどうしたの?と聞いたら「今、芸人のタイムマシーン3号が歩いてたよ!!!!!」って興奮気味に言ってた。へえ。(あんまり興味なし)

 

寝るつもりがずっと喋り倒してしまいました。ストロング缶を飲みながらホルモンをぼりぼり。このラインナップで新幹線乗る女はねーわ。すまん。

私たちの旅行はいつもそうだけどごはん中心に回ってる気がする。特に入念なリサーチもしてないのに、ここ失敗だったねってお店に当たることが今までになくて嬉しい。ここ行ってみようとか、予定に入ってないけどあそこ行ってみるのは?って予定外のことが起きるのが楽しい。

 

次はどこに行ってなにを食べようかな。